2010年11月25日

【レビュー】デジモンリブート・オメガモン

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今年になって活性化しているデジモン関連商品のひとつ。
新ブランド「デジモンリブート」から第一弾のオメガモン。

箱絵はとてもかっこいい。
塗りから察するに森下直親氏ではないかと思うがなぜかどこにも表記がない。

よく見るとキット実物と膝のデザインが違う。

結論から言うとこの商品、定価3800円の価値はない。せいぜい2500円まで。
部品数はHGぐらい。

パーツ構成は頭・胴・腹・肩・上腕・前腕の一部・腰・腿・脛と合わせ目が出まくり。
しかも挟み込みだらけで、ちゃんと作ろうとすると後ハメ加工とマスキングの嵐。
その上、関節部はほぼ全部ABS製。色分けも満足にされていない。
・・・と5,6年前のHG以下の内容。ただし可動範囲に関しては良好。

お値段と大きさだけはMG並。

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その大きさは一緒に発売されたMGダブルオークアンタと比較するとこんな感じ。
重量と密度はまったく違います。オメガモン、スカスカ。
もうちょっとみっしり感があってもよかったと思うんですが。

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正面。
シルエットはオメガモン以外の何者でもないのに細部は全く違う。面白い。
要はガンダム的表現でデジモンをデザインするとどうなるか的なアプローチ。

ウォーグレイモンだった部分のオレンジの部品は成形色がメタリック。
メタルガルルモンだった部分の青はなぜか普通の成形色。んー?

胸の青いラインは全て色分けも分割もされておらずシールを貼る指示が。

クリアパーツを使うべきだろう腹のクリスタル部分は非常に不満。
ここはくり抜いてHアイズの類に交換するのがいい。
ULTRA-ACTのベリアルのカラータイマーでも思ったが、どうしてここで手抜きをするのか。

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背面。ウイングゼロの羽の出来損ないみたいなマント。かっこわるい。
マント自体は3分割されて前後の赤白貼り合わせの6パーツでやる気ない構成。

肩との干渉を防ぐためか上のほうがグニャリと曲がった形状。
メカっぽく表現したいのかそうでもないのか一貫性のなさが垣間見れる。

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取り外されたマントだったもの。
接続時もジョイント用の部品が前から丸見えなのがぐったり感を演出。

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いらないのでマントを外した背面。ウォーグレイモンのツノが大胆すぎる肉抜き。
ここまで酷いことになるのなら2パーツ貼り合わせにしてほしかった。

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部品を取り付けることでガルルキャノンとグレイソードを展開。
ガルルキャノンは単純ながら良い出来。

グレイソードはもうちょっと長いほうがよかったかな。少々迫力不足。
というかウォーグレイモンのツノとグレイソードはメタリックシルバーの成形色にしてほしかった。

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ブレイブシールドは下地にホイルシールを貼ってクリアパーツを被せる二重構造。
ここはすごくいい表現になっている。

・・・が、デザイン上しかたないけど大きな前腕を動かすと干渉する。

右肩のスパイクの形状は肉抜きかと思ったが、中央のスパイク一本だけ違うところを見ると
こういうデザインらしい。箱絵でもこうなっている。

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下半身の可動はとても良好。よく動く足首と膝は片膝立ちもラクラクの構造。
足のクローは3本ひとまとめの1パーツだが良好な可動。
デザイン上どっしりした大きな足なので安定感は抜群。

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アクションベース1を使用するよう指示がある。
重量は大したことないが大きさからすると妥当な所。専用のジョイントパーツが付属。

ガルルキャノンの砲口は埋まっている上に合わせ目が丸見えなので
上手く開口したいところ。足のクローもスカスカに肉抜きされているので埋めたい。

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肩から前腕にかけての可動はパッと見は普通だが干渉が大きいため少しクセがある。

股関節のジョイントはMGに見られるような太くて短い軸での接続。
MGのように重くないためか意外と安定している上に可動範囲は極めて広い。

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関節はどこもかしこもABSの噛み合わせなので強固な保持力で
ダイナミックなポーズもなかなかキマる。しかし強固すぎるので破損が怖い。
あえて緩く調整したほうが安全そうな箇所は多い。

膝アーマーは膝関節について動くので見栄えが悪くならないよう上手く動かす必要がある。

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すごい仰け反れる。逆に腹のデザイン上、前屈みには全くできない。
腹ブロックのデザインだといかにも前後にスイングしそうに見えるのに残念。

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意外といろんな表情がつけられる。
首は少し襟と干渉するので襟を削り込むとよい。

首の軸は細くて貧弱な割に目立つし特に可動の干渉もしなさそうなので
既存のバーニア部品あたりを仕込んで見栄えを良くしたい。

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この画像でやっとグレイソードのモールドが見える。白い物を撮るのは難しい。

以上、デジモンリブート・オメガモンでした。
いろいろ叩きましたが立体物としてはこのデザインのオメガモンは
かなり気に入っていて満足してます。
手の入れ甲斐があるキット・・・と言えばそうかもしれないし。
ガンプラはやっぱりすごいんだなと再確認させられました。

ただ、やはりこの内容でこのお値段はちょっと。
今後、デュークモン・エンジェモン・デビモンと予定されているようなので
これからどう改善されていくかというところ。

個人的にはロボ的アレンジ向きということで
インペリアルドラモン・ファイターモードとか出してほしい。
posted by うにぽ at 09:14| 模型