2009年09月21日

MGガンタンクを組んでみた。

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ガンプラ史上、初めて1/100スケールのガンタンクが発売になりました。
ガンタンクのキットには少々思い入れがあるので
楽しみにしておりましたこのMGガンタンク、さっそく組んでみました。

陸戦機の箱絵にハズレなし。天神英貴の力強いタッチが映えます。
シーンとしてはガルマのドップ隊との戦闘時、ガンダムの着地時のスキを
フォローするガンタンクの場面を想定してるんだと思います。箱、でかいです。

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これまでのガンタンクより上半身にボリュームがあるバランスに。
きっとこれは、嫌っている人も多い、120mm砲が肩からはみ出る
HGUCなどでのあのデザインを避ける処置のためもあるんじゃないかと思うのです。

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後ろ姿はアウトリガーの部分以外は見慣れたガンタンクの姿。
バンダイの成形色はいつも青がどうも安っぽくて好きじゃないんですが
このガンタンクの青は落ち着いたいい色で気に入ってます。

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コアファイター。青い部分のパーツはガンダムVer2.0からのランナー流用。
それ以外の部品は設計データこそそのままですが、ガンタンク用に新配置。

コアファイター用の部品にスイッチが設けられ、その結果コアファイターのみを
排除することができるランナー設計になっています。

ガンタンクのバリエーション機は量産型や強襲型など意外とあるものの、
それらの中にガンタンク自体から流用で作れるものは皆無なため
スイッチでのバリエーション展開には期待してなかったんですがこれには少し驚き。

コアファイターだけを単品で使えるということは今後の展開に
MGコアブースターやガンキャノンVer2.0などの可能性もありえるのか。

スタンドも兼ねたクリアパーツ製のランディングギアが付属。
クリアパーツゆえに硬く、プラの柔性が低く割れやすいので脱着には注意が必要。

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差し替えなしにコアブロックへ完全変形。機首と尾翼の連動機構が見所ですが
この部分の組み立ては少々わかりづらいので、組む時には細心の注意が必要。

ちゃんと設定通りにコクピット内部が90度回転します。
機首を収納すると結局見えなくなっちゃうんですけどね。

こっちのパイロットのパーツはハヤトとリュウからの選択式。
普通そうすると思いますが、リュウさんを選択しました。

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テキトーに置いたら「リュウさんはアムロを呼びに行ってください」のシーンみたいに。

コアブロックがガンダムVer2.0等と共通なので換装できるというのが
今回のキットの、そしてコアブロックシステムの醍醐味…なんですが、
うちにはガンダムVer2.0もGファイターもジムVer2.0もありません。残念。

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首の付け根に、MGエクシアで使われたのと同じ発光ユニットを一基使います。
もちろんボタン電池LR41が2個、別途必要になります。

どうも発光が弱い・ムラがあってチラつく、という時は発光ユニット内の
電池が接触する金属板を軽く曲げる感じで引き寄せるといいと思います。

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首をハメ込むと内部に周到にめぐらされたクリアパーツが光を拾って発光。
するとガンタンクに目があったかのようになり、こうなるとまた全然印象が違うものです。
それっぽいディテールはHGUCにもあるんですがどこまで意識したものかは不明。

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キャノピーを開くとさらにはっきり。こちらのパイロットはもちろんハヤト。
リュウさんの死後は改造して操縦をこちらに統一してしまいましたが
するんならどう考えても下のコアブロックのほうにすべきですよね。
というか上下どちらに座るかで安全性がまるで違うんで、
担当を決める時は絶対にひと悶着起こりますよね、これ。

どう見ても脆弱だと誰もが思える頭部コクピットを保護するためのフレームが新設定。
もちろん、従来通りのガラス張り的むき出しのほうがいい人のために脱着可能。

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発光ユニットの光をこちらにまで引き込み、コンソールを発光。
メーター類のディテールはクリアシールを貼ることで光を遮断して形成。

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公開された時に誰もが驚いたまさかの履帯ユニット可動。
どんな高低差も物ともせずに突き進むパワフルなイメージで
今までの鈍重なイメージを払拭。

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履帯パーツは1枚1枚かみ合わせて構成。ランナーはこの有様。

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全部ランナーから切り出して、ゲートを切り離す作業はもう内職か何かのようで
最後のほうは自分が何をやっているのかわからなくなりかけました。

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片側38枚、左右あわせて76枚の履帯パーツを組み合わせて完成。
しかしこれを車輪に合わせた後、つなぎ合わせるのがまたひと苦労。
組んだあともちょっとした衝撃で割と簡単に外れるので油断なりません。

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本来はここまでは動かないけど、奥のシリンダーを外すともう足のように動きます。

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背面の給弾ユニット部。砲撃するたびに排気してるなあ、ぐらいの認識で
正直ガンタンクの120mm砲がどう給弾されてるとか考えたこともなかったんですが
排気ダクトのすぐ上には砲弾がびっしり入ってて、そこから胴体内部を
給弾ベルトパーツが砲の下部まで伸びてます。組むとベルトは全く見えなくなりますが。

しかし劇中ではもっとバカでかい砲弾をドッカンドッカン撃ってる印象ですが
120mmって、ザクマシンガンの弾丸と同じ程度の砲弾っていまだに釈然としないですね。

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いろんな細かいギミックを一挙に紹介する一枚。

肩の120mm砲を胸装甲の一部が起き上がって支持するトラベリングロック。
カッチリ感や定位置はなく、適当に砲の位置に合わせて配置する感じ。

その120mm砲は内部に仕込まれたABS製スプリングで、砲身を押し込むと押し戻してくる。
ですが、所詮ABSですので金属パーツのような柔軟さはなく反発力が強すぎて
押し込むのも3mmぐらいしか入りません。何の意味もないです。
だいたい、押し込んでそれが戻ってくるなんて誰が喜ぶんだろう。

展開する胸ダクト。これ、どちらかというと近接戦用MSのガンダムの方にこそ
必要じゃないですかね。開きっぱなしじゃなくて保護できるようにするっていうのは。

コクピットハッチは開いてコアブロックのキャノピー部が露出。

腰ブロックの赤い部分は今まではがっちり固定された箱組みの印象だったのが
可動するようになって、全体的にガンキャノンに似た構成に。

一時期の動かない腰が総スカンを食らった反動か、
最近は腰まわりの可動を重視するあまりにプラプラ感が目立つようになった気がします。

車体前面下部はアームになっていて、直接地面に打ち込んで砲撃時の安定に使う他、
作業用にココへさらにドーザーブレードを取り付けられる設定。
付属武器とかないのだし、無駄なギミックを満載させるぐらいだったら
オプションにそのドーザーブレードを付属させてほしかった。

肘は引き出すことで90度ちょっとの可動範囲を確保。
120mm砲と並んでガンタンクの代表的な武装の、腕部4連装ボッブミサイルランチャーは
前腕部を回転させることで2基ずつが連動して交互に伸縮する発射機構を再現。
で、結局ボッブミサイルって何なの。ていうか今までボップミサイルじゃなかったっけ?

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ボッブミサイルランチャーの連動って正直いらないギミックなんですが、
その印象に輪をかけるのがカバーとなる前腕部外装パーツで、
これがどういうことなのか全く固定されておらず、スポスポ抜けます。
腕を下に向けただけでポロリ。最初は僕がどこか組み間違えたのかと思った。要接着。

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これまたいらないギミック、サスの角度変更機構。

スライド金型を使用してのABS製のスプリングパーツはすごいんですが
このギミックが何か劇的な変化や効果をもたらすわけでもなく
ただ部品数と手間が増えただけという印象。

こんな感じで、このMGガンタンクは無駄で無意味なギミックが多すぎます。

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車体後部装甲が裏返ってアウトリガーとなる機構。砲撃時の安定のためと設定。
貨物運搬用のキャリアとしても使用。…というか、これって…

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セイラさんが勝手にガンダムで出撃してランバ・ラルのグフにボコられた後
ガンタンクに回収されてたこのシーンのために設定したんじゃ…。
それには少々、心もとない大きさなんですけどね。

まあ、この方向での有用性が認められてベルゲガンタンクとか生まれたわけですが。
(08小隊のOPに出てきたアレです)

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せっかくガンダムにおいでいただいたので並んでパチリ。

前述したように、うちにはVer2.0はないのでVerOYW、通称ペガンを起用。
妙にアニメナイズされたVer2.0より、並んでしっくりくる気がするんですが。

こうなるとやっぱりガンキャノンが欲しくなります。

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「幾百、幾万、幾憶の星よー」(ZZのEDを知らないと何も面白くない)

うちのガンタンクさん達。BBはともかく、HGUCとは全くデザインが違うのがわかりますね。
頭部形状の処理や胸部のボリュームなど、上半身はもう完全に別物。
MGとHGUCでは成形色が全く違うのもおわかりいただけますか。

どうせなら旧キットのガンタンクも並べたかったですね。
実は旧キットのガンタンクは僕が幼少のみぎりに最初に作ったガンプラで、
原体験だったりしますからひそかに思い入れは強いです。

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コクピット用以外にもいっぱい、1/100フィギュアがついてます。
左から、ハヤト、リュウ、ブライト、ミライ。

…ガンタンクでっけえ!
履帯とか現実に見ることのできる物を感じられる分、大きさが伝わりやすいです。


そんなわけでMGガンタンクでした。組みにくい部分や、ひどく手間のかかる部分や、
組んだ後も注意が必要な部分なんかも多くて大変ですが
二本足の人型MSでは出ない、このボリュームや存在感には満足。
万人におすすめとはいかないし、これ最高!とは言えないですが良い物ではあります。

もし組まれるのなら、その時は取説の順番通りに組むのはやめて
まず下半身から作り始めることをおすすめしたい。
もしくは一度に全部組むのは避けるか。

順番通りに組むと、最初にコアファイター、次に上半身、そして下半身、
最後に走行ユニットをサス、車輪、履帯と同じ物を大量に組む行為を
疲れてきた最後の最後に強いられるのでこれは本当に精神的に参ります。
posted by うにぽ at 04:46| 模型