とっても すごいものを見たんだ
大人は誰も笑いながらテレビの見過ぎと言うけど
僕は絶対に絶対に嘘なんか言ってない

コンビニに行く途中、近所の公園で談笑している女の子達を見たんだ。
そのうちの一人は惜しげもなく脚を開いて座っていたのだけど、
僕がそこに見たものは、もう失われたとばかり思っていたものだったんだ。
素早く目をそむけて「そういう色のぱんつかもしれない」と
自分が見たものを否定しようとしたけれど
その紺色の隅にチラリと白い存在を見ていたことまでは否定できなかったんだ。
スーパーの下着売り場の隅にひっそりと今でも売られていることは知っていたけれど
ちゃんと実用されていたなんて。僕達は自分で夢を諦めていたのかもしれない。